会社名称: 株式会社 はなやか
代表取締役:伊藤 惠子
所在地: 〒989-4203 宮城県遠田郡美里町練牛十四号20
電話番号: 0229-59-1250
設立年月日:平成22年3月2日
役員: 5名
事業内容:
「体験型菜園レストランと農産加工品の販売によるアグリビジネス1億円への挑戦(株)はなやかの事業の目的
○体験型菜園レストラン及び効率的かつ衛生的な農産加工施設の整備による事業の拡大。
・自家生産物及び地域食材の活用の促進
・事業拡大に伴う地域人材の確保
・顧客ニーズの提案を行える商品販売
○加工及びレストランで使用する地元食材の確保のための自家生産物の生産拡大
第1期 農業従事者として
昭和48年 結婚と同時に就農。水稲(2㌶)+酪農の専業農家となる。
昭和55年 義父から夫が経営委譲。
水稲の規模拡大を目標に設定(10㌶)
第2期 社会参画と起業へのモチベーションアップ
昭和63年 旧南郷町長期総合計画審議会委員となる。
平成 7年 地区生活研究クラブに加入。
農村女性起業専門家養成講座を受講。
平成11年 公選で旧南郷町農業委員となる。
みどりの農業協同組合総代となる。
直売所設置検討委員会の委員となる
第3期 起業から経営者へ
平成13年 農産物直売施設に併設の農家レストラン「はなやか亭」を開業。
平成14年 菓子,漬け物,惣菜の製造許可を取得。
「みやぎアグリレディース21」(女性農業委員)を組織化
平成16年 〃 代表となる。
「このゆびと~まれ女性の会」を組織し代表となる。
平成17年 後継者の就農に伴い,家族経営協定を締結。経営部門の明確化。
農家レストランと農産加工部門を独立し,経営者となる。
宮城県指導農業士に認定される。
直売施設の法人化に伴い,取締役となる。
平成18年 夫婦で共同申請し,認定農業者となる。
農家レストラン2号店となる「白山堂」を開業。
平成19年 宮城県産業審議会委員となる。
平成21年 「白山堂」閉店
平成22年 (株)はなやか設立 代表取締役就任
菜園レストラン「野の風」開店
●役職等
・JAみどりの総代(H11~ )
・美里町農業委員(H11~ )
・宮城県内の女性農業委員の会「みやぎアグリレディース21」代表(H16~
・美里町長期総合計画審議員(S63~H6)
・宮城県指導農業士 (H17~H25)
・旧南郷町内の女性ネットワーク「このゆびと~まれ女性の会」代表(H16~H18)
・宮城県普及指導協力委員 (H16~H20 )(H26~)
・全国女性農業経営者会議(H10~H27)
・有限会社 花野果市場 取締役(H17~ )
・宮城県産業振興審議会委員(H19~ )
・宮城県行政評価委員(H19~H26)
・宮城県自然環境保護委員(H 23~ )
・女性リーダーネットワークきらっと設立メンバー(H20~ )
・農林水産省ボランタリー・プランナー任命 (H23 )
・美里町食育推進協議会委員(H18~)
・美里町健康づくり推進協議会委員(H18~)
・農政局補助事業再評価技術検討委員(H26~)
・農政局事業評価技術検討委員
・農政局事後評価委員
●主な表彰
平成13年度 町政発展功労賞
平成18年度 食アメニティコンテスト 会長賞
平成19年度 農林水産省優良スドサービス事業 地域貢献部表彰
平成20年度 全国農業コンクール 優秀賞
平成21年度 食材王国宮城推進活動 表彰 (地産地消部門)
平成22年度 農林水産省地域活動 東北農政局長賞
平成28年度 農林水産大臣賞 女性起業・経営参画部門 最優秀賞
平成28年度 女性の活躍 第55回農林水産祭 内閣総理大臣賞
食の提案からコミュニティビジネスへ
水稲を主体とした経営の確立を図ってきたが,地元食材のPRをしながら食の提をしていこうと「田舎の母の味」をコンセプトに,平成13年農産物直売施設併設農家レストラン「はなやか亭」を開業した。惣菜,漬け物,菓子類の製造許可を受け顧客からの要望を取り入れながら常時30~40種の加工品の販売を行っている。惣等加工部門の導入により,雇用者の拡大と安定した雇用体系を実現した。
平日の顧客は地域住民が主で直売施設で調達した食材を使った惣菜を、直売施設に野菜等を
持ってきた農業者が購入していく機会も多く,コミュニティビジネスへ波及している。
「はなやか亭」のスタッフこだわりのシールで商品を差別化
地域の食文化を伝承
”農業・農村の雰囲気を楽しめる場所でゆっくりくつろいで欲しい”と,築12年の茅葺き屋根の農家住宅を賃貸し,地域に伝わる行事食や精進料理を提供する完予約制の農家レストラン「白山堂」を2号店として開業した。地域の高齢者2名をタッフとして加え,食文化の伝承に取り組んだ。平成21年に「白山堂」を閉店し,平成22年に「菜園レストラン 野の風」を開店した。
パートナーシップの実践と女性のネットワーク化を促進
男女共同参画社会基本法が成立した平成11年から,農業委員として活動してきた女性農業委員の仲間を増やしていくためには,委員になった女性の意識改革が必要考え,県内の女性農業委員のネットワーク「みやぎアグリレディース21」を平成1年に仲間と共に組織し,委員相互の連携と研鑽を深め資質向上を図っている。平成1年からは,代表として女性の経営参画や社会参画の推進に向けて活動している。
平成15年7月に発生した宮城県北部地震では,震源地に近いため被害も甚大でした。この教訓から旧町内の女性のネットワーク「このゆびと~まれ女性の会」を織し,震災時の支援に感謝して夏祭り「ブルーシートinなんごう」を企画,震災翌年(平成16年)から3年間開催,現在は地域防災のための活動に移行した。
家族経営協定は,他産業に従事していた後継者の就農を機会に夫婦と後継者の3で締結,担当部門の明確化ともに,夫婦で共同申請し認定農業者となっている。現は,私の名義でも農地の取得や利用権設定も行っている。
地域の活性化に貢献
直売施設の立ち上げ時から運営に関わり,現在は有限会社花野果市場(直売施設の取締役として経営責任を負っている。直売施設の出店者は190名を超え,農産工への取り組みも含め産直活動に関わる女性も増加した。首都圏ホテルの総料理長との出会いが縁で,総料理長による地元食材を使った「はなやかディナー」の開催や,「白山堂」の記念イベントとしてフランス料理のフルコースの夕食会や各種イベント等へも出店するなど地域活性化に貢献している。
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